2010年12月9日木曜日

生七味

アルバイトの山田くんがチーズ好きと聞いて、生産国も原料乳も違う世界の3大ブルーチーズを下さったほど食に通じたお客様から、先日「生七味」なるものをいただきました。


たまたま、京都の黒七味を粒の岩塩に混ぜたものをミルで挽き地鶏に振って七輪焼きでお出しする、「日南地鶏の黒七味焼き」というメニューを思い付いたばかりのタイミングだったため、大喜びで前盛りに使っておりました。


通常当店で肉料理に添えている柚子胡椒も、なんでこんなに利くのかとたびたびお客様から聞かれますが、生七味はそれを遥かに超えた反響でした。
ただ辛いだけでなく、山椒の香りと何ともいえない風味が肉料理と抜群の相性。


業務用でないため、なにせ瓶が小さくてあっという間に無くなってしまいましたが、わざわざこれを目当てに地鶏をご注文になり、こないだの生七味は無いの?とおっしゃるお客様までいました。


福岡の製造元に問い合わせしましたが、ひと瓶あたりの単価が高く保管できる場所も限られているため、取り寄せすると送料含めて柚子胡椒の3倍以上になってしまいます。
また関東圏で販売しているのが、六本木のミッドタウンと羽田空港のANA出発ロビーだけとのことで半ば諦めていました。


ところが先週の日曜、別件で連絡をとった麻衣子店長から「生七味はどこで売っているのか?」と追伸がきて、答えるとわざわざミッドタウンまで出掛けて買ってきてくれたのです。

大事に使っているので当面黒七味焼きにのみ添えていますが、ご希望のお客様にはいつでもお出ししますので、せひお声をかけて下さい。
肉料理全般と、鍋や淡い味の煮物などにも合うと思います。


山田

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