毎度更新期障害の山田です。
同業の知り合いが、先日行われた東京都の平成22年度調理師試験を受けました。
自己採点の結果次第では、9月に行われる神奈川で試験を受け直すため、試験問題を渡されて正解を知りたいと依頼されました。
学生時代に群馬の山荘で従事証明をいただいて調理師免許を取った私には、約30年ぶりの問題でした。
「文字さえ読めて自分の名前が書ければ馬鹿でも取れる、世の中で一・ニを争う価値の無い免許」と思っていましたが、ところがどっこい。
いまの私では何回受け直しても合格のおぼつかない、国家資格らしい難問ばかり。
食品成分表や、調理関連書籍とPCをフルに活用してニ晩全力で戦ったのにまだ半分ちょっとしか終わりません。
私の受験した30年前の6教科に加えて、「食文化概論」が加わり7教科に増えたこともありますが、格段に問題が高度(?)になりました。
ためしに食文化概論の問題から一問。
問:小笠原流に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
1.小笠原家は足利義満の家臣であった。
2.食事作法の食礼は含まれていない。
3.明治時代以降は教育機関では扱われなくなった。
4.江戸時代に定めた武家の礼法を起源とする。
さて、答えはすぐに分かりましたか?
だいたい小笠原流というのが何なのか、最近の若い方でご存知の方がいったいどれくらいいるでしょう。
そういう私も、4コマ漫画のサザエさんで大昔に見たような記憶があるので、何だか優雅な作法の一流派だろうくらいしか知りません。
これが調理師にどう必要なのか、今後の食文化にどう関わるのか全く理解に苦しみますが、たぶん正解は1です。
さて今夜も残り25問の難問奇問と取り組むため、そろそろお昼寝します。
おやすみなさい。
山田
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